新型コロナウイルスの感染が拡大し、人との接触を減らすことが求められています。
しかしながら、仕事上、人との接触が避けられない方や、離れて暮らす家族や子供と、どうしても会わなければならない状況が出てくることもあると思います。
万が一、自分が無症状でコロナに感染しているかもしれない、少し体調がすぐれない、と感じるような時にオススメするのが、家庭で簡単に行えるコロナ抗原検査キットです。
そこで、家庭で簡単にコロナウイルス感染検査ができる抗原検査キットを試してみました。実際の検査の手順や検査結果の確認方法などをご紹介いたします。
家で簡単に検査ができ、数十分で検査結果も出るので、人と会わなければならい状況・事情がある方は、定期的に抗原検査キットで検査をしてみることをオススメします。
動画でのレビューも当ページ末に掲載しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
「抗原検査」と「抗体検査」の違い
「抗原検査」と「抗体検査」を間違えることがあるため、簡単に説明をしておきます。
- 抗原検査
「今現在」ウイルスに感染しているかどうかを検査する - 抗体検査
「過去」にウイルスに感染していたかどうかを検査する。
つまり、抗原検査を行うことにより、自覚症状がないコロナ無症状感染者が、自分の気付かないあいだに、他の人にウイルスを染してしまうことを、できるだけ抑止することができるのです。
※抗原検査キットを使うことによって、新型コロナウイルスへの感染有無の確定診断はできません。検査結果は、あくまで感染の疑いの可能性を計る、ひとつの目安と考えてください。
検査方法
抗原検査キットには、大きく2つの検査方法があり、唾液を採取する方法と、鼻や喉の粘膜を採取する方法があります。
- 唾液を採取する方法
- 鼻や喉の粘膜を採取する方法
今回は、より負担の少なそうな唾液採取による抗原検査を実施してみました。
抗原検査キットの中身
今回は「SAFE CHECK」という唾液採取による抗原検査キットを使ってみました。他の抗原検査キットも、おおよそ検査手順に変わりはありません。
- 唾液採取容器
- 専用ストロー
- 検体採取用スワブ(綿棒のようなもの)
- 検査保存液
- 検査用チップ
検査手順
検体の採取
②専用ストローを使って、①唾液採取容器に唾液を貯める(3ml、容器の約半分くらい)
検体(唾液)の取り込み
③検体採取用スワブを、採取した唾液にひたして1分ほどかき混ぜるようにして、スワブに唾液を染み込ませる。
検査保存液へ検体(唾液)を投入
唾液を染み込ませた③検体採取用スワブの先端を④検査保存液に入れて、1分間ほどよくかき混ぜた後、スワブの先端を曲げて折り、そのまま検査保存液の中に沈める。
検査保存液容器のフタを締め、数回振って1分間ほど待つ。
検査用チップへ保存液を滴下
⑤検査用チップを取り出す。
⑤検査用チップの「S」部分に④検査保存液を3~4滴入れ、10分間待つ。
判定方法
- 「C」の左側に赤いラインが出ていない場合は、検査結果は無効(やり直し)
- 「T」の左側に赤いラインが出た場合は、コロナウイルス感染の疑い有り
判定結果
「T」の表示の左側にラインが見えていない
つまり、「陰性」という結果で、ひと安心でした。
ただし、留意する必要がある点として、仮に検査キットでウイルス感染「陽性」の結果が出たとしても、あくまで「陽性の疑いがある」という事として捉え、医療機関、かかりつけの病院や、保健所にまずは相談してみることが推奨されております。
抗原検査キットの説明書には、以下のような注意書きが記載されておりますので、ご留意ください。
本検査キットは調査研究用であり、医療品(いりょうひん)医療機器法(いりょうききほう)に基づく体外診断薬用医薬品として承認・認証等を受けていないため、診断目的では使用できません。
まとめ
家庭でも簡単にできる、コロナウイルス抗原検査キットを試してみました。
人と会う機会が多い方は、知らないあいだに、他の人にコロナウイルスをうつしてしまうことを予防すると同時に、ご自身のウイルス感染をいち早く知ることができる可能性を持つことができる抗原検査キットの利用を検討してみてはいかがでしょうか?
今回ご紹介した抗原検査キット「SAFE CHECK」以外にも各社から色々と検査キットが販売されており、喉や鼻から粘膜を採取するタイプも安価でオススメです。