今更だけど、Apple Watch Series 3を今年2020年に購入し、数ヶ月間使用している。2017年9月にリリースされてから約3年以上が経過し、既にSeries 6、SEが販売されているにもかかわらず、いまだにAppleストアで正式に販売され続けているApple Watch Series 3。魅力的な価格(税別19,800円〜)に惹かれ購入し、数ヶ月間使ってみた感想も含め、今更ながらレビューしてみる。
※ページ上部画像のステンレスバンドは別売品です。
動画でのレビューも当ページ末に掲載しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
販売が続くApple Watch Series 3、魅力は「通知」機能にあり
Apple Watch入門機として最適なSeries 3
購入するか迷い続けていたApple Watchだけど、Series 3が魅力的な価格に改定されAppleから未だ正式に販売されていることは皆さんご存知のとおり。その魅力的な価格に惹かれ購入を決意し、数ヶ月間使用してみて、Apple Watchの魅力を実感した。多くの魅力を発見できたが、購入のきっかけになったのは「価格改定」であることに異論は無し。この価格改定が無ければApple Watchに触れることもなく、その魅力には気付かなかっただろう。
【Apple Watchの価格】
Apple Watch Series 3 通常版
・GPS/38mmモデル 19,800円~(税別)
・GPS/42mmモデル 22,800円~(税別)
・GPS+Cellular/38mmモデル 30,800円~(税別)
・GPS+Cellular/42mmモデル 33,800円~(税別)
Apple Watch Series 5 通常版
・GPS/40mmモデル 42,800円~(税別)
・GPS/44mmモデル 45,800円~(税別)
・GPS+Cellular/40mmモデル 53,800円~(税別)
・GPS+Cellular/44mmモデル 56,800円~(税別)
このように比較すると、現時点(2020年8月)で最新モデルであるApple Watch Series 5と比べて、非常に魅力的な価格設定であることがよくわかる。Apple Watchは欲しいけど、価格的にちょっと躊躇していた人にとっては、Series 3、特にGPSモデルの価格は購入の後押しになったことは間違いない。このSeries 3は、Apple Watch入門機として最適なモデルであると言い切れる。
そして、その魅力的な価格でゲットしたApple Watchから享受できる最大の魅力は「通知」機能と断言してみる。
詳しくは後述するが、通知機能は、基本的にApple Watchのどのモデルにも共通機能であるため、最新機種同様、Series 3にも実装されている。故に安く買えるSeries 3の買い時はいつか?といえば「今」である。新モデルがリリースされたにも関わらず、Series 3は未だに販売され続けているが、いつまで販売が続けられるのかは、わからない。
「通知」機能の魅力とは
通知機能の魅力とは、ひとことで言うと、スマホの拘束から解放されることである。
友人からのLINEメッセージやSNSのイイね、欲しいアイテムの値下げのお知らせなど、スマホからの通知を1日に何回受けてる?仕事中や授業中にちょっと席を外す時も、スマホを肌身離さず持ち歩くことが習慣になってない?
通知はスマホの非常に便利な機能であるが、この通知機能があることで、スマホを常に手元に置いておかないと不安になる、いわゆるスマホ依存に陥ってない?通知が来るたびにスマホのチェックを繰り返すことに何時間を費やしているだろうか?
便利故にスマホが手放せなくなる、この「通知」にも2種類ある。
1.すぐに反応する必要のある通知、反応したい通知(来るのを待っている通知)
2.後でチェックしても良い通知(今はどうでも良い通知)
Apple Watchは、スマホに届く通知の中から、Apple Watchに通知をしたいアプリだけを設定できる。Apple Watchでは、受けた通知の内容をWatch上で見ることができるので、「1」のすぐに反応する必要のある通知だけをApple Watchに通知させるように設定すれば、不急の通知に振り回されることもグッと減らすことができる。
そして、Apple Watchの通知は、とてもスマート。もちろん、音を出して通知を知らせることもできるが、スマホが手首をタップして、自分だけに通知をお知らせしてくれる。スマホの通知に気付かず、気付いた頃には時既に遅し、といった経験はないだろうか?
Apple Watchなら、必要な通知だけを手首をタップして、こっそりとお知らせしてくれるので、通知を逃すこともなく、スマホを肌身離さず持ち歩くというスマホ依存からも解放される。まさしく、この通知機能がApple Watchの最大の魅力なのである。そして、この通知機能はApple Watch Series 3もSeries 5も同様に使うことができるので、安く購入できるApple Watch Series 3は、今がまさに買い時なのである。
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Apple Watch Series 3とSeries 5の違い
価格的にも魅力があるApple Watch Series 3だが、リリースされて3年近くが経過しており、現行モデルであるSeries 5との機能面での違いが気になる。この手のガジェットは1年単位で大きく進歩するのが当たり前なので。
そこで、両モデルの機能面での主要な違いをまとめてみた。
モデル | Apple Watch Series 3 | Apple Watch Series 5 |
---|---|---|
ディスプレイ | 38mm or 42mm | 40mm or 44mm 常時表示 |
本体の厚み | 11.4mm | 10.7mm |
チップ | デュアルコアS3 | デュアルコアS5 |
素材 | アルミニウム | アルミニウム ステンレススチール セラミック チタニウム |
ストレージ | 8GB | 32GB |
転倒検出 | 無し | 有り |
Bluetooth | 4.2 | 5.0 |
位置情報 | GPS | GPS、コンパス |
デジタルクラウン | – | 触感反応有り |
バッテリー | 18時間 | 18時間 |
上記以外にも両モデルでの機能面での違いはあるが、主要な違いのみをここでは取り上げてみた。
実際に使用してみて違いを感じるのは、チップの違いによる操作の反応速度とストレージ容量のである。
操作の反応速度は、チップに2世代の違いがあるため、Series 3は若干もたつきを感じる場面があることは否めない。しかしながら、それが大きなストレスには、私は感じていない。
ストレージ容量は両機種間で4倍の差があり、多くのアプリをApple Watchに入れておきたい方や、Apple Watch単体で音楽を楽しみたい方は、本体に保存できるファイル容量の違いから、Series 3では限界を感じる場面も出てくる。
しかし、実際に使ってみて感じるのは、Apple Watchに入れるアプリは限定されるのでは、というのが私の考えである。アプリの使用をApple Watchの小さな画面で完結させるのは結構なストレスになるので、通知はApple Watchで受けて、必要な操作はiPhoneで、というスタイルが主流ではないかと思われる。
何度も繰り返すが、Apple Watchの最大の魅力は「通知」機能であり、通知機能はSeries 3でも十分に堪能することができるのである。
Apple Watchを使い始めて、通知機能以外にも便利な機能があったので、次章でご紹介します。
使ってわかった!便利な機能5選
電子マネー
スマホでの電子マネー決済が普及して久しいが、Apple WatchでもSuica、ID、QUICPay、PayPayなどの電子マネーやQRコード決済が使える。決済時にスマホを出す必要もなく、更にスマートな決済が可能である。
特に電車をよく利用する方にとって、SuicaがApple Watchに搭載されることにより、改札を通るたびにスマホをバッグから出すことから解放され、非常に便利さを実感できる。
ただし、左腕にApple Watchを付けていると、改札を通るときにちょっと体をひねって左腕を右側に向けるという、ちょっと不自然な動作をとる必要があり、周りからの視線を感じることがあったので、右腕に付けるスタイルに変えた。ちなみに、Apple Watchでは、左右どちらの腕に付けても使えるように、左手・右手モードの設定が可能である。よく考えられているな、と感心した。
リマインダー
iPhoneに標準で入っているリマインダーアプリを使う機会が増えた。
私は在宅勤務を今も継続しているのであるが、打ち合わせ時間をリマインダーに登録して、打ち合わせ前にリマインダーから通知を受けるようにする使い方をしている。
在宅勤務では、基本ひとりであるため、仕事に没頭した結果、打ち合わせ時間に気が付かなかった、という事態というか事故が起こり得る。こんなことも、リマインダーに打ち合わせ時間を登録しておけば、Apple Watchが定刻に通知してくれるので、気が付いたら打ち合わせが始まっていた、という事故を防ぐことができる。
健康管理
私は、寝る時も含めて充電時以外は常にApple Watchを身に付けている。なぜなら、Apple Watchには心拍センサーや加速度センサー、環境光センサーなどが付いており、それらのセンサーが常に体の状態をデータとして取得し、健康管理に役立てることができるからである。
歩いた距離や歩数、ランニングした時の速度やルートなどもワークアウト機能を使えば取得することができる。睡眠アプリを使えば、眠りに付いたことを自動で感知し、睡眠時間を記録するだけでなく、就寝中の心拍数や体の動きから、その日の体調を予測する、なんて使い方も可能だ。
「Apple Watchは、普段スポーツをする人が使うものでしょ」という古い考えを改め、スマートウォッチに対する認識が変わった。
カメラのリモート撮影
iPhoneのカメラをApple Watchで遠隔操作して写真を撮ることができる。シャッターを切ることはもちろん、カメラが映している画面もApple Watchに表示させることができるので、皆で記念撮影をするときでも、見ず知らずのおっちゃんに「写真撮ってくださいっ」と頭を下げてお願いする必要もなくなるかもしれない。
セキュリティ
iPhone同様、Apple Watchも多くの個人情報が入ったツールである。なので、万一盗難や紛失した際には、iPhone同様に遠隔で情報を削除することができる。
また、充電中や風呂に入っている時に、家族や同居人に情報をこっそり見られることがないよう、Apple Watchを身につけていない時は、自動的にロックがかかるようになっている。
そして、ロックを解除するには、Apple Watchを身に付けた状態で、自分のiPhoneのロック解除することにより、Apple Watchのロックも連動してロック解除される仕組みになっている。そして、Apple Watchを腕から外すと自動的にロックされる。
ホント、実によく考えられているな、と感心する。
ちなみに、iPhoneが手元に無い時でも、Apple Watchに暗証番号を入力することにより、ロック解除することができるようになっている。
まとめ
ここでご紹介した機能は、Apple Watch Series 3、Series 5共通で使える機能である。機能面やスペックにおいては、もちろん両モデル間での違いはあるが、通知機能をはじめ、Apple Watchの基本機能はSeries 3でも十分に堪能できるので、価格面を考慮すると、Apple Watch Series 3は、入門機としてオススメである。
新モデルであるSeries 6やSEがリリースされても、まだ正式ラインナップとして販売され続けているApple Watch Series 3。正式ラインナップから消えてしまう日が刻々と近づいているかもしれないので、安価にApple Watchの世界に触れてみたいと考える方は急いだ方が良いかもしれない。
ただし、Apple Watchの世界に一度触れてしまうと、Androidに浮気することができなくなる可能性が高くなることは覚悟しておいてくださいな(笑)。