「日用品のまとめ買いは、1個あたりの単価が安くなるのでオトク」
このことは、当然みなさんも理解していると思う。経済の理にかなっており、単純に沢山買ってくれるお客さまは、単価を下げてでも数を売りさばけるので、トータルで考えると利益を多くもらたしてくれるが故のことである。
商品を1個売るのも、100個売るのも、売る側としての労力に大きな変わりは無いのである。
では、ここでみなさんに問いかけです。
ホントに賢くまとめ買いできていますか?
この記事では、節約に繋がる「日用品のまとめ買いのコツ」について考えていきたい。
日用品 まとめ買いのメリット
本題に入る前に、この文章での「まとめ買い」を事前に定義させていただく。
同じモノをまとめて買う、ケース買いするといったことに加え、複数のモノを一緒に買うことも含めて、単価が下がる買い方を「まとめ買い」と定義させていただく。
お金
これは、まとめ買いをする一番の動機である人が多いと思う。単価が安くなるからオトク感が得られるのである。加えて、店舗で買い物をする場合は、店と家の「交通費」、通販の場合は、一定金額以上の購入で無料になる「送料」。これらもオトク感、つまりお金というメリットに繋がる。
ここであえてオトク「感」と表現させていただいたのには理由がある。モノによって、本当にオトクなモノと、オトク感だけで、結果的にオトクにならないモノもあるからである。
時間
買い物をするにしても、当然「時間」を消費することになる。スーパーやショップに行くのは当然、インターネット通販で何かモノを買う場合でも、ある一定の時間を購入に費やすことになるのである。
従って、まとめ買いをする、ということは、購入に費やす頻度を減らすことになるため、時間を節約することにも繋がるのである。
時間は、お金に相当するのである。あるいは、お金以上の価値がある、と考える人にとって時間は他に代え難い貴重な資源なのである。
余計な買い物が減る
これは、まとめ買いをすることにより買い物の頻度を減らすことができる方に限られることであるが、日用品の買い物をしたときに、ついついやってしまう「ついで買い」を無くすことができる。つまり、買い物の機会を減らすことによるメリットである。
私の場合の例でいうと、以前タバコを吸っていた時は、コンビニである程度タバコをまとめ買いしていたのだが、コーヒーやお酒、おつまみなどをついつい、ついで買いしてしまっていた。典型的なコンビニの戦略にハマっていたのであるが、禁煙に成功したあとは、この「ついで買い」の機会が減ったことは大きなメリットである。
日用品 まとめ買いのデメリット
まとめ買いには、メリットがある反面、デメリットもある。販売側はこのデメリットを消費者に感じさせないよう、巧妙に仕掛けを作っていることを意識すべきである。
消費しきれない
これは、経験者も多いと思うが、日用品であることが理由で、必要以上の数や量を買ってしまい、結果消費できずにゴミにしてしまうことである。いわゆる、食べきれない・使い切れない、ということである。賞味期限が比較的短い食品で経験したことがある方も多いのではないだろうか?
食品以外にも当てはまるモノはある。使用期限のあるモノ、例えば「使い捨てカイロ」や「乾電池」など、放っておいても劣化が進むようなモノが該当する。
いくら単価が安くても、消費できなければ、結果的には単価は安くなかったことになってしまう、ということを忘れないで欲しい。
余談であるが、私は会員制大型スーパー「コス○コ」の会員である。まとめ買いを売りにした典型的な店である。ここで買った食品を消費できずに廃棄してしまうことも、もちろん経験済みである。それでも会員を続ける理由は、前述した「お金」というメリットのためではなく、あの店独特の雰囲気での買い物を楽しむことが目的であるからである。(と自分に言い聞かせている。)
食べ過ぎる・摂り過ぎる・使い過ぎる
手元にあれば、ついつい食べ過ぎてしまうことがあるのは、誰もが経験しているのではないだろうか。食品に限らず、嗜好品なんかには特に当てはまる。
たびたび例に出して申し訳ないが、タバコなんかは、私の経験上まさしく当てはまる。値上げ前にある程度まとめ買いをするのがお決まりであるが、カートン単位でストックがあると、自然と消費量が増えるのである。(おかげさまで、今は禁煙に成功したので、この心配は無い。)
保管場所をとる
冷凍/冷蔵食品であれば、限りある冷蔵庫のスペースを専有してしまうことになる。食品以外であっても、かさばるようなモノであれば物置やクローゼット、棚のスペースを無駄に使ってしまう。
大きなストックヤードがあるようなお家に住んでいる人は、気にしないであろうが、私も含めた平凡な日本人は、単価の高い土地の上に住んでいるので、保管場所には限りがあるのだ。
「時は金なり」ならぬ「場所は金なり」と考えると、保管場所にも立派にお金がかかっているのである。物流に関係するビジネスに携わっている人は、この感覚が痛いほど分かるのではないだろうか?
日用品まとめ買いオススメアイテム
私も定期購入しているオトクな日用品まとめ買いオススメアイテムをご紹介
まとめ ~賢い日用品のまとめ買いのコツ~
これらのまとめ買いのメリット・デメリットを考えると、「賢い日用品のまとめ買いのコツ」は、以下の通りである。
- 毎日消費するモノを対象とし、消費期限の短いモノは避ける
- かさばるモノは、適量に抑える
- インターネット通販を上手く利用する(送料をかけない買い方をする)
特にタバコやお酒など嗜好品のまとめ買いは、消費量が増えるのがオチなので、慎むことをオススメします!