iPhone12シリーズのWi-Fiテザリング速度が大幅に高速化!
今回のテーマである、「iPhone12シリーズが高速化」って聞いて、「そんなのわかってるよ、5Gに対応したからでしょ」と思った方も多いのでは?
もちろん、iPhone12シリーズは、iPhone初の5G対応端末としても有名ですが、今回のお話は違います。高速化したのは、「テザリング」、iPhoneでいう「インターネット共有」の話。使っている方も多いのでは。
動画でのレビューも当ページ末に掲載しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
どのようにして高速化したの?
どのようにして高速化したの?と疑問を持つ方もいるのでは。
その理由は、iPhoneのWi-Fiデザリングの規格が、Wi-Fi5の5Ghzという規格に、ようやく対応したからなんですよ。Wi-Fi5とは、正式には「802.11ac」という規格に分類され、既にiPhone6の時から通常の通信用Wi-FiとしてはiPhoneでも採用されていたのです。
しかしながら、iPhone11までは、テザリング時に使用するWi-Fi規格は、Wi-Fi5のひとつ前の規格であるWi-Fi4 2.4Ghz、正式には「802.11n」という規格が使われてたのです。
それが、今回iPhone12シリーズからは、テザリングで使用されるWi-Fi規格に、Wi-Fi5が採用された、ということなのです。
テザリングがWi-Fi5に対応したことにより、理論上の通信速度は144Mbpsから866Mbpsと、6倍の通信速度になったのです!あくまでも理論上の話ですけどね。
執筆時点で最新のWi-Fi規格は「Wi-Fi6」です。正式には「IEEE 802.11ax」という規格で、iPhone11・iPhoneSE(2代目)から採用されている規格です。ただし、本文にも記載のとおり、Wi-Fi6の採用は、あくまでWi-Fiルーターとの通信用であり、テザリングで使用されるWi-Fi規格は、iPhone12シリーズから「Wi-Fi5」が採用された状況です。
つまり、テザリングで採用されているWi-Fi規格は、1世代前の規格ということですね。
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iPhone12のテザリング速度を実際に検証してみた
ということで、実際にテザリングの速度に違いが出るのかを検証してみた。
検証の前提は、iPhone12PROとiPhone11、それぞれの端末のテザリング機能でノートPCをWi-Fiでインターネットに接続して、インターネット速度テストを実施してみた。
検証で使用したインターネット回線は、格安SIMでで、回線速度が遅くなりがちな平日朝の通勤時間帯である7:30頃に実施してみた。
検証結果
検証結果は、ご覧の通りiPhone12のテザリング速度は、iPhone11の速度より、下り速度だけを比べると、10倍以上という結果になった。
使用した回線が格安SIMで、かつ、平日の朝という、比較的通信が混み合う時間帯のため、通信速度自体はかなり控え目で、それぞれのWi-Fi規格の理論上の通信速度を大幅に下回る数値ではあったが、両機種でのテザリング速度は、明確に違いが出る結果となった。
世間では、iPhoneが5G対応したことで盛り上がったりもしているが、5G対応以上にテザリング速度がアップした、ということの方が実用的でありがたい、と感じる方も多いのでは?
テザリングのWi-Fi規格設定方法
今回対応したWi-Fi5規格でのテザリング機能だが、旧規格であるWi-Fi4にしか対応していない機器をテザリングで使用している方向けの設定も、準備されている。さすがアップルと感心させられる。
iPhoneの設定アプリから「インターネット共有」の画面で「互換性を優先」という項目をONにすることにより、従来のWi-Fi4を使ったテザリング機能が使える。旧規格の機器を使用している方も安心ですね。